「今まで大丈夫だったから」
「本人も元気だし、問題ないと思う」
この言葉を聞いたあと、
実際に事故が起きるケースは少なくありません。
なぜなら、
「まだ大丈夫」
は判断ではなく、願望だからです。
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転倒事故は、予兆のあとに起きる
現場で多いのは、
いきなり転ぶケースではありません。
• つまずく回数が増える
• 手すりや壁に手をつくようになる
• 歩くスピードが落ちる
• 動作が雑になる
これらはすべて、
事故の前兆です。
しかし
本人も家族も、
「年のせい」
「疲れていただけ」
と見過ごします。
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なぜ人は
「大丈夫」
と言ってしまうのか
理由は、能力ではなく心理です。
• 老いを認めたくない
• 自立を失いたくない
• 家族に迷惑をかけたくない
特に一人暮らしの高齢者ほど、
弱っている姿を見せません。
その結果、
周囲が気づいた時には、
転倒という形で表に出る。
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転倒は「ケガ」より「その後」が問題になる
多くの人が誤解しています。
転倒 = ケガ
ではありません。
実際に怖いのは、
• 入院
• 体力低下
• 外出しなくなる
• 生活範囲が狭まる
そして、
要介護状態への一気の進行です。
転んだ場所が家の中であれば、
なおさら回復に時間がかかります。
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「転んでから考える」は、遅い
転倒後によく聞く言葉があります。
あの時、やっておけばよかった
しかし現実には、
転ぶ前にできた対策がほとんどです。
• 段差を少し直す
• 照明を足元中心にする
• 動線上の物を減らす
• 手をつけられる場所を作る
どれも、
大きな決断ではありません。
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判断すべき基準は、ひとつだけ
「今まで大丈夫だったか」ではなく、
「これからも大丈夫か」。
ここを基準にしてください。
家は、
体力が落ちてから合わせるものではなく、
落ちる前に合わせるものです。
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何も起きない未来は、偶然ではない
事故が起きなかった家庭は、
運が良かったのではありません。
気づいた時に、手を打った。
それだけです。
もし少しでも
「うちはどうだろう?」
と感じたなら、
それは、
動くべきサインです。
みかわ家守/TKWにご相談ください。
ご相談だけでも大丈夫です!